血糖値が高い人は要注目!糖質制限の2つのポイント!

糖尿病糖質制限

糖尿病(血糖値が慢性的に高い状態)は長年の乱れた食生活や食習慣が蓄積される事によって発症する病気ですから、まずとにもかくにも、今までの乱れた食生活を反省して食事療法を中心に治療していく事になります。

従来の糖尿病治療では食事は栄養バランスのとれた健康食を、朝・昼・晩とバランスよく食べる事が欠かせませんでしたし、それが常識でした。食事メニューもそれはそれは薄味でカロリーを制限された、何とも味気のない、満足感の得られない内容でした。

長年の過食によって糖尿病になった患者にとっては、毎日の食事で満足感を得られない事はとてつもなくストレスやイライラがたまるものですし、薄味の粗食では我慢できずに、「今日だけはいいか」と自分に甘くなってついついどか食いしてしまうようなケースも少なくないでしょう。

血糖値が高くなり、糖尿病にかかった患者は、一生満足のできない食事を続ける事になるというのが従来の糖尿病治療の常識でしたが、近年では新しい糖尿病治療の方法が実は注目されていて、血糖値を正常値の範囲内にコントロールするという点で糖尿病治療に大きな成果をあげられる事も既に分かっています。

その方法こそが、「糖質制限」です。

糖質制限、聞いた事はあるのではないでしょうか?

最近はビールなどでも糖質OFFのものが流行ったりしていますからね。従来まで主流だった「カロリー」を制限をするのではなく「糖質」を制限する。この治療法こそが糖尿病治療で威力を発揮しているのです。

 

怠慢な人でも継続できる糖質制限

バターやジャムなど何も塗っていない6枚切りの食パン1枚と、油でベトベトの肉厚な400gの牛肉ステーキ、あなたはこのどちらが糖尿病治療にとっての天敵だと思いますか?つまり、血糖値が上昇すると思いますか?

これは世間の多くの人が知らない事なのですが、実は油でベトベトの牛肉のステーキよりも6枚切りの食パンたった1枚の方が食後の血糖値を圧倒的に上げてしまうのです!

ステーキの方はむしろ食べてもほぼ血糖値は上がりません。

一見油ギッシュなステーキの方が圧倒的に血糖値が上昇しそうなのにそうではないカラクリを説明すると、血糖値を上げてしまう栄養素は糖質だからです。

糖質をとるとそれは100%血糖に変りますし、食後15分もすると血糖値をぐんと上げてしまいますから、糖質をふんだんに含んだ食パンはたった1枚でも血糖値を大幅に上げてしまうのです。逆に、たんぱく質や脂質は血糖に変わる事はありませんから、ステーキをいくら食べた所で血糖値は上がらないのです。

つまり、血糖値コントロールを最たる目的とする糖尿病治療においては、糖質を控える事こそが最大の治療法であり、この糖質制限は怠慢な人でも継続できる食事療法として近年の糖尿病治療でも注目されているのです。

糖尿病患者や糖尿病予備軍の人達の食事療法と言えば、従来はとにかくカロリーの高い食事を極力控えるというカロリー制限が主な内容でしたが、これですとカロリー計算などを毎日行う必要があり、面倒くさがりな人にはなかなか継続する事が困難な治療でした。

しかし、この糖質制限は怠慢な人でも十分継続でき、そして血糖値を下げられた結果も出ているという事から、既にアメリカ合衆国では糖尿病の食事療法の選択肢としてガイドラインに追加され、日本でも多くの医療機関がまさに糖質制限を導入している所なのです。

 

米、パンなどの主食を控える

糖質をとる事を控えると血糖値が下がる事はお伝えしましたが、糖尿病の食事治療に励む患者や糖尿病予備軍の人は糖質を含む食べ物にはどのようなものがあるかを知らなければいけません。もちろん、食パンだけではありませんからね。

ちなみに日本では三大栄養素は「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」と定義されていて、食事の大半はこの成分によって構成されているのです。

“糖質”というからにはさぞかしチョコレートやクッキーなどの甘いお菓子に糖質がたくさん含まれているかと思われがちです。もちろんそれらにも糖質は含まれていますから食べる量は控えないといけないのですが、お菓子よりも糖尿病患者が気にしなくてはいけないのがメインの食事です。

朝、昼、晩と多くの日本人は3食を食べるかと思いますが、その3食の食事のメインにはたいていの場合、お米やパン等の炭水化物が含まれている事でしょう。

このお米やパンの成分は炭水化物なのですが、炭水化物にこそ大量の糖質が含まれていて、血糖値が上昇して高血糖になってしまっている人の場合のほとんどが、この炭水化物のとり過ぎにこそ原因があるのです。

例えば多くの日本人の主食を見ていくと、お茶碗一杯につき55gの糖質が、6枚切りの食パン1枚につき26gの糖質が、パスタ一皿につき70gもの糖質が含まれているのです。


あの小さな角砂糖1カケラの糖質が4gですから、これらの主食がいかにふんだんに糖質が含まれているかが理解できると思います。

つまり血糖値を下げるためには、これらの糖質が大量に含まれた主食を控える事が簡単にできて、なおかつ糖尿病治療の最も近道だと言えるのです。

 

1日の総糖質量は80~100g以内に制限する

糖尿病を改善するために患者が血糖値を下げようと思った時、1食あたりにとる糖質を20~30g以内に抑え、朝・昼・晩の3食合計で80~100gに制限する必要があります。

しかし、お茶碗一杯で既に55gもの糖質があり、一般的な献立の主食以外のおかずに含まれる糖質はおよそ30gくらいですから、1食合計で80~90gほどの糖質を摂取する事になりますので、これは既に1食だけで糖尿病患者が1日に摂取できる上限の糖質量に相当します。

糖尿病の治療にとっては、朝・昼・晩の3食のどれかを抜くという事は理想的ではありませんから、やはり3食しっかりと食事をとった方が血糖コントロールもうまくいく傾向にあります。

従って、糖質制限の最も簡単な方法は「主食を抜く」という方法になるのです。この方法で、3食ちゃんと食べながら糖質も抑える事ができるのです

主食を抜きさえすれば、糖質をそれほど含まないおかずであれば好きなだけ食べても大丈夫です。

しかし、いきなり3食とも主食を抜く糖質制限を始めると、お腹がすいて我慢ができなくなりますしストレスもたまる一方ですから、初めのうちは夕食だけ主食を抜きにするなどして徐々に慣らしていった方が体に無理がないでしょう。

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